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高野房太郎とその時代 (89)




6. 労働運動家時代

常任委員手当を辞退

1900(明治33)年1月30日開催の「鉄工組合臨時本部委員総会議事速記録」の冒頭部分。『労働世界』第55号付録

 創立から1年半ほどは比較的順調に発展し続けていた鉄工組合でしたが、1899(明治32)年夏以降、財政支出とりわけ共済給付金の急増、組合費納入人員の減少など、困難な問題があいついで浮上して来ました。とくに同年11月から12月にかけて、最大の組織基盤であった東京砲兵工廠の一部工場や第2支部の日鉄大宮工場で活動家の解雇があいついだこともあって、組合員数が急減し、組織が危機的な状況に直面していることは、誰の目にも明らかでした。

 こうした事態を打開するため、1900(明治33)年1月30日、鉄工組合は日本橋区本石町の組合事務所で「臨時本部委員総会」を開催しました。実際は同月21日に定期総会を開こうとしたのですが、大雪の影響もあって定数不足で流会となり、代わって開かれた臨時総会でした*1。この会合は、速記録が『労働世界』の付録として掲載されていますから、詳しい様子が分かります*2。日本最初の労働組合が、どのように会議を開き、何をどのように議論していたのかを知りうる珍しい記録ですし、何より房太郎はじめ関係者の肉声を聞くことが出来る興味深い史料です。鉄工組合がおかれていた困難な状況が、その時点で、当事者の口から率直に語られている点でも貴重な記録です。以下、長くはなりますが、詳しく見て行くことにしましょう。

 ●一月三十日午后七時三十分本部楼上に於て開会。委員着席するや、議長は先ず出席委員を点検せり。〔氏名等略〕
 ▲議長 委員出席数十五名なれば総数三分の一以上に及ぶを以て、直ちに会議を開きます。〔中略〕
 ▲武田〔貞吉…第九支部本部委員〕君 出席者をして欠席したる委員の代理をなさしめては如何。 可也々々(総員)
 ▲議長 議事は速記をなし『労働世界』に掲出いたします。議案は支部より提出になったものはありませぬ。また本部案もありませぬから、諸君より提出せらるゝことを希望します。

 本部委員は44人でしたから、15人は成立に必要な最低の数でした。もっとも遅刻者がいたようで、最終的には16人が出席しています。なお、傍聴者が委員の数を上回る20人いたことも記録されています。
  この日は火曜日でしたから、多くの委員は仕事を終えてからの参加で、欠席者が多いのも無理はありません。とはいえ、創立時の13支部のうち委員が出席した支部は僅かに3、しかも定数ギリギリで会議が成立というのは、やはり組合の活力の低下をうかがわせます。
  出席者氏名の引用は省略しましたが、委員出席の支部は、第4(逓信省)、第9(東京砲兵工廠、2人)、第12(新橋鉄道局)、第14(芝浦製作所)、第16(石川島、2人)、第17(横須賀、2人)、第20(石川島、2人)、第21(石川島)、第27(東京砲兵工廠)、第30(東京砲兵工廠、2人)、第36(沖電機)の合計11支部だけです。うち5支部が各2名、あとはいずれも1名の出席でした。他に、参事会員が5人、内訳は永山栄次会計部長、鈴木半五郎、富山幸二郎、常任委員の片山潜と高野房太郎でした。なお、議長が誰であったか、その名はどこにも記されていませんが、発言内容からみて片山潜であることは確実です。
  あらかじめの予定議案がないというのに、速記をとり機関紙への掲載を予告しているのは、いささか不自然ですが、おそらく組合の危機的状況をいかに打開するか以外に議題はありえないと考えられていたのでしょう。議案がないだけに、かえって本部委員らの現状認識、問題意識を知るにはよいかも知れません。
  まず取り上げられたのは財政と組織の現状の確認でした。

 ▲馬養〔長之助…第4支部本部委員〕君 この前の臨時総会の時に救済全支出ruby>夥多かたの為めに倹約法を行うて来たが、今日までに回復の見込みがつきましたかどうですか。
 ▲会計部長・永山君 会計は前々回の総会の折から非常にがつがつして不足を生じ、やむを得ず負債を起すことゝなり一時を弥縫びほうして来ましたが、これを今月から月々償却して行くという方針を取り、他借たしゃくした金は三百円で、一月から六月まで五十円ずつ返済して行くという積りであります。ただいまの所では救済金の支出は盛んなる時に較べて四分の一位であるから、維持が付き事業も拡張して行けそうなものと思はれるであろうが、他借する以前に基本金の残を流用しておりますから、これも返した後でなければ、新聞その他のことを拡張することは、はなはだ覚束おぼつかないことであります。また経費〔組合費〕の集まり方は昨年の九月、十月の如き集り方であれば出来ると云う考えも出るのであるが、十一月、十二月は中々よう行かぬ。大支部であつて三、四十円ずつも送金になつた横浜その他の如きも七、八円位十二、三円しか送金にならぬ。今後は昨年の八、九月頃の勢に回復したならばとにかくも新聞を二回にし借金を返すことも容易でありますが、ただいまの様子では請け合いが出来かねる。冒険的に無暗むやみな事は出来ませぬ。
 ▲谷田〔秀四郎…第27支部本部委員〕君 現在の会員数は幾名いくめいなりや。
 ▲議長 組合に籍を列する者は二千五百名ほどあります。しかし現在経費〔組合費〕を納むる者は十二月は千名内外であります。
 ▲吉沢〔周蔵…第30支部本部委員〕君 組合員の減少は何月からなりや。
 ▲永山君 私からお答え申します。庶務部長の方の調べはどうあるか知ぬが、経費の集まり方から見れば十二月に至って著しく減じました。
 ▲議長 現在員は各支部の報告なきゆえ精密にならぬが、本部がやつて居る所では昨年九月頃から減少の形勢をあらわし、十二月に至り非常に減つた。〔中略〕

 組合費納入者数の急速な低下で組合財政は逼迫し、基本金を流用したり銀行から借金をして急場をしのぐほど、せつぱ詰まつていたのでした。組合在籍者数は約2500人、しかし実人員は1000人前後であることが明らかにされています。
  ついで論議の的となったのは、財政問題をめぐる過去の対策の見直しでした。具体的には月2回刊の『労働世界』の無料配布を月1回に削減していた措置を撤回し、月2回配布に戻すべきか否か、月2回の場合その財源をどう捻出するかが問題となりました。

 ▲馬養〔長之助…第4支部本部委員〕 私の質問は『労働世界』を二回ずつ配布することに願いたかったわけであるが、財政が許さなければ仕方もないが、今日のごとく二回発行の新聞を一回しか配布を受けぬと立派な議論も半分見て半分見ぬという事ゆえ何にもならぬ。安部君の賃銀論のごとき職工の必読を要する議論なんにもならず残念である。
 ▲議長 救済金の支出少なければお望みを叶えることが出来ます。〔中略〕
 ▲武田君 千人くらいの人にやる新聞は僅かの金ならん。
 ▲議長 三十円くらい入用なり。二回にすれば期成会へ五銭ずつ払わねばならぬ。
 ▲武田君 五銭ずつ払うべし。
 ▲松尾〔助太郎…第12支部本部委員〕君 新聞を二回にして、之に対する費用二銭を増額し、経費を二十二銭としては如何。
 ▲谷田君 一回にして、すべての事は配布の時に掲載することといたしたし。中には二十銭出すにもなかなか骨のおれる者もあり。一回にして、その新聞へ本部支部の記録を載せることにしたい。
 ▲議長 従来、すでにそうしております。〔中略〕
 ▲谷田君 出席になった諸君はそうではないけれど、支部にいて聞くと、期成会はご承知のとおり目前の利益にならぬ。入会しても何の役にも立たぬというともがらが多い。

 財政危機解決の方策としては、組合費の値上げは誰でも考える選択肢のひとつですが、ほとんど論議らしい論議はなされず、退けられています。ただ、鉄工組合の一般組合員の間に「直接的な利益をもたらさぬ期成会の会員となることは無意味」とする意見が根強く存在した事実も、この短い討論のなかからうかがえます。
  ここで、重要な問題が提起されました。『労働世界』2回配布の主張と同時に、その財源を確保するため、常任委員の減員が提案されたのでした。提案者は「参事会員」の鈴木半五郎です。鈴木は東京砲兵工廠小銃銃身製造場を基盤とする第30支部のメンバーで、本部の会計副部長でした。

 ▲鈴木君 私はやっぱり『労働世界』を二回にしたいの考えでござります。二回にするに就いては経費が足らぬ。それなれば何処か削つたならば労働世界の費用に充てる財源がありさうなものと思います。〔中略〕運動が縮むという人があるかも知れぬが、常任委員を一名にして、しこうして労働世界を二回にする考えである。常任委員を一名にするという事に賛成が出来れば、『労働世界』を二回にすることが出来ます。
 ▲松尾君 私は反対なり。『労働世界』は一回にても、常任委員は二名でなければならぬ。常任委員一名では事は足りない。
 ▲鈴木君 事務は一人に弁ずると思う。
 ▲谷田君 常任委員の事務を聞きたいと思います。
 ▲高野君 常任委員の職務は本部委員諸君のご承知の通りなれば、常任委員設置の必要は申さずとも宜かろうと思います。『労働世界』を二回配布するということはごくごもっともなことである。且つ昨年十二月の総会に復活するという積もりにて一時節減して来た訳であるけれども、会計の現状では回復を許さぬから鈴木君の説が出た訳でありますが、常任委員を必らず一名に減ずると言はずとも、一名を無給にしたら宜しかろふと信じます。私はこのことに就ては兼ねてより参事会に発議する積もりであつたが、その機会を得なかったのであります。私はこれまで常任委員として二十円戴いて居る。即ちこれを一月一日から廃したい。これを以て新聞発達の費用に充てることを希望します。今日の必要は財政の為めに迫られその意を遂ぐることの出来ぬということであるから、是非共一人を無給とし、一人を有給としたならば宜しかろう。しかしながらなお十五円くらい不足であらふけれども、何の方からか財源を求めることに相成りたい。

 なんと房太郎は、自ら常任委員の手当てを返上することを申し出たのでした。これは、ひとつには共営社の経営を始めたことで、いくらか生活の見とおしが立っていたからでしょう。というより、共営社を始めたのは、鉄工組合の財政危機を目の当たりにし、常任手当支給がいずれ不可能になることを予想しての行動であった、とも考えられます。一方、房太郎が共営社の経営に忙しく、組合本部の仕事にさく時間が減っていることも、常任委員減員説が出た背景にあったものでしょう。
  いずれにせよ、この常任手当て辞退の申し出の背景には、房太郎の「俺は金のために労働運動をしているわけではない」という思いがあったことは明らかです。これは、いわば彼の「男の美学」でした。ちょっと意地悪く言えば、彼の見栄っ張りな性格から来た「武士は喰わねど高楊枝」的発言と見ることもできます。
  ここでもうひとつ注目されるのは、手当の返上を申し出たのが、キングスレー館を所有し、さまざまな事業を経営して、一定の収入があった片山ではなかったことです。片山潜が一般の日本人的な感覚からみて金銭に細かく、「吝嗇」とさえ評されたことはしばしばでした*3。しかし、こうした合理主義的態度を堅持したことが、困難な状況にもかかわらず『労働世界』の刊行をはじめ、運動を持続し得た背景にあったこともまた否めません。
  この『労働世界』2回配布と常任委員減員の問題をめぐっては、さらに討議が続きました。

 ▲永山君 新聞を二回にするのについて未だ議論が終結になりませぬが、財源について常任委員一人という説が出ましたが、いずれにしても新聞の方にまわせば半分は之を助ける。併し常任委員を一人は無給とし一人を有給としては比較上不都合を思う故に、名義を変えて常任幹事と幹事ということにいたしたい。幹事は幾名あってもよろしい。同じ名称であって一人は有給一人は無給ではいかぬ。是非新聞は二回にしたい皆様は一致運動して下されたならば、私は組合員の増加することはいと易いと思う。もしまた今日より組合員が減るという考えならば、足らぬところの半分はどうかなるだろうと、そういう冒険なことは出来ぬ。諸君のご勘考により増えるというならば、二回説に賛成もいたしましょう。
 ▲小柴〔勇太郎…第16支部本部委員〕君 永山君の説は分かりましたが常任委員を一名減らすという点については反対なり。委員諸君はどう思われるか知らぬが、私は全組合員の事務を司る人を減らすということは私の望むところではない。永山君の意見は組合員が増加すれば二回にすることが出来るということであるから、モウ一、二ヶ月は今までの通りにして、我々本部委員は組合員を増やすという方に運動して、それから二回にしたらばよろしかろう。常任幹事をもっと増やしたい位のところであるから、今までの通り二人にしておいて、新聞の発行はドシドシ運動して組合員をふやして、はじめて二回発行したならばよろしい。そうなくては鉄工組合は衰微の如くに考えられる。
 ▲武田君 ただいまのお話については弁解すべき所あり。諸君の新聞二回説は間違った所ありと思う。新聞を二回にするということは鉄工組合では出来ぬ。一回の雑誌にするということは到底出来ないであろう。
 ▲議長 討論終結と認め一回説、二回説と分けて決をとります。
 ▲鈴木君 なお一言述べておきます。二回希望者が多いから、常任委員を減じても、二回にしようという説にご賛成あいなりたし。
 ▲馬養君 私はいま鈴木君のご意見に常任委員を一名にして、新聞の方へまわすという説は不賛成であります。なるほど時勢のしからしむる所かしらんが、大体運動の方法を誤ると思う。常任委員の体が忙しいから組合の事務は充分とることが出来ぬ。それは一方において一家を維持するだけの業務を営み、その余暇をもって組合の事務をとるからである。誰でも二足の草鞋ははけぬ。故に一人の手当を減らしたと同時に他の一人へ充分手当をして、ドシドシ運動して貰いたい。手当を減じて新聞へ回すという考えは旨いようだが、空腹では充分運動が出来ぬという考えであります。(討論終結と呼ぶ者あり、採決々々と呼ぶ者あり)
 ▲永山君 高野君は手当を辞退せられたが事務はどうする考えなりや。
 ▲高野君 今までの通り出来る限りやる考えなり。

 ▲深川〔傍聴者?〕君 新聞も二回にしたい、高野君にも働いて貰いたいから、救済金を一日拾銭に減額したら宜しかろう。
 ▲永山君 常任委員の手当を減じて二回にすると言わずとも既に辞退せられ、又事務は金を取る取らぬに拘わらず勤めると言わるゝ以上は、一つの財源が出きたと言うて宜しいと思います。
 ▲高野君 思うに永山君の説でスッカリ道は立つて居る。私は前にも申す通りの考えであつたが、辞退書を出し損なつたが為めに給金を貰わなんだら働かぬという観念を持たれては大に迷惑を感ずる。私は商売を始めたが故に、身に寸暇もないという有様になつたが、どうかしてその以前の夏から暮れのように本部に詰めていたいと思うておるけれども、不幸にして非常に忙しく、やむを得ぬで欠勤勝ちでありましたが、今日以後も私の業務を妨げぬ限りは、本部へ出て責任を尽くします。故に諸君は遠慮なく二回にせらるゝことを希望します。自分の出来る限り尽くすという事は諸君に誓つて置きますから、そのお積りで討議されんことを希望いたします。
 ▲武田君 常任委員の月給を削って新聞費に回すという決議になるのでありますか。
 ▲議長 それに拘わらず新聞の発行度数を決定することにいたします。
 ▲武田君 常任委員一人の手当を減じたところが、いまだどこにか支出の増加するところがあるかも知れぬ。その金を新聞に回すということをしては困る。一方に支出のふえるところがあると思う。……二回説に決するも、実行の月は別に定めるということにしたい。
 ▲議長 一回説は論外なり。二回説に決するも財政整理の見込みのたつまでは、実行は参事会へ委任になりたいと思います。
 ▲武田君 常任委員云々について種々議論はありますが、われわれ全組合員が一致して一日一分ずつ働けば、常任委員十人の働きに倍すると思う。
 ▲議長 二回説に賛成の諸君は挙手せよ。全員挙手す。
 決議 毎月二回ずつ配布する事
 ▲議長 何月から実行するか参事会に一任せられては如何。 (異議なし々々々々)。
 決議 実行は参事会に於て議決することを委任す。
 ▲高野君 手当辞退の件はお許しを得たい。
 ▲議長 意見のある御方は述べられたし(異議なし異議なし)
 決議 高野常任委員の手当辞退を承認する事。

 ここまで見てくると、この提案は『労働世界』編集長としての片山が、なんとか月2回の無料配布を実現しようと考え、事前に根回しをしていたのではないかと考えられます。提案者が、キングスレー館の近くに事務所を構える東京砲兵工廠選出の委員であることも、こうした考えを裏付けているように思えます。
  さらに言えば、先ほど「あらかじめの予定議案がないというのに、速記をとり機関紙への掲載が予告されているのは、いささか不自然」だと書いたのですが、仮に編集長であり、議長である片山が、予めこうしたお膳立てをしていたとすれば、「いささか不自然」ではあっても「理解可能」です。
  議論はさらに続きます。

 ▲高野君 書記給料を復活して以前の通り十五円に致し、期成会と本組合と共に分担することも、従前の通りに致したし。
 ▲議長 異議がなければ通過と認めます。(異議なし異議なし)
 決議 書記給料を十五円とし内四円五十銭は期成会に於て負担する事。
 ▲永山君 高野君が手当を辞退せられたに就ては、常任委員の名称を改めて正副幹事と致したいと思ひます。
 ▲吉沢君 無給で副という訳にも行きますまい。
 ▲高野君 一人は常任委員、一人は委員と為たら宜しからう。(常任幹事に幹事とすべしと呼ぶ者あり)
 ▲議長 採決いたします。常任幹事及幹事ということに御賛成の諸君は挙手(全員賛成)
 決議 片山君を常任幹事に高野君を幹事と称する事。〔後略〕 

 この臨時本部委員総会では、もうひとつ、日本鉄道大宮工場において解雇された組合員8人に対し、救済金を支給したことが規約に反するか否かが論議されました。また、本部役員の改選も議題にあげられた。しかし出席者が限られているこの場で選挙するのでなく、後日郵便によって投票を行うようにとの提案があり、これが承認されています。閉会したのは午後12時、4時間半におよぶ会議でした。
  この議事速記録を読むと、参会者が、鉄工組合が深刻な財政難に陥っていることについて、一致した認識をもっていたことは明かです。しかし、まだ組合組織そのものが存亡の危機に立たされているとまでは、誰も予想していなかったことがうかがえます。


【注】

*1 『労働世界』第54号(1900年2月1日付、復刻版504ページ)

*2 『労働世界』第55号(1900年2月15日付、復刻版517〜519ページ)。なお、本文での引用に当たつては、読みやすさを考え、明らかな誤記は訂正し、古い字体を現在通用している新字体に改め、あるいは難読の漢字を仮名に変えるなどした。

*3 吉川守圀『荊逆星霜史──日本社会主義運動側面史』(岸本英太郎編・解説、青木文庫、158〜170ページ)、山路愛山「現時の社会問題及び社会主義者」(岸本英太郎編『明治社会主義史論』青木文庫、112〜113ページ)など参照。




法政大学大原研究所        社会政策学会


編集雑記          著者紹介


Written and Edited by NIMURA, Kazuo
『二村一夫著作集』
The Writings of Kazuo Nimura
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