高野房太郎より高野岩三郎宛書簡(1890年12月6日付)
岩三郎殿
十二月六日 房太郎
前略 其后御書面入手不仕従テ前便御申越相成
シ御意見等モ判然不仕候其后去ル廿五日ニ入船有之候得共
仝便ニテハ書状御差出無之カリシ事ト思候偖別紙ノ通リ
先便残金今便テ御送リ申上ゲ候間左様御承知被下度候
別段申上グル事モ無之候儘亜米利加ノ判ジ物
ヲ切抜封入致置候間御閑暇ノ節御試ミ被遊候
匆々
宛名は東京本郷駒込千駄木林町53番地、高野岩三郎殿。
本書簡には、10ドルの国際郵便為替(International Money Order)が同封されていた。
|