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《編集雑記》24 (2015年1月〜 )

季節のごあいさつ





《二村一夫著作集》、独自ドメインに移行

 連日の猛暑ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。お見舞い申し上げます。
 さて、《二村一夫著作集》は、1997年の刊行開始以来、ずっと法政大学大原社会問題研究所(OISR.ORG)サーバーのお世話になって来ましたが、このたび独自ドメイン=nimura-laborhistory.jp を取得し、こちらを主サイトにいたしました。まだ、従来のサイトも存続していますが、主要ファイルはすべて本サイトに自動的に転送されるよう設定してあります。
 先週から、この移転のため、両サイトのhtmlファイルの書き換え作業に追われ、10日間近く朝から晩までパソコンに向き合っておりました。これほど集中して仕事をしたのは何年ぶりでしょうか。まだ数多くの問題点を残してはいますが、ようやく全ファイルの書き換えを終えアップロードしました。
 ファイルの書き換えで、一番手こずったのは他ならぬリンクの箇所です。これまで《二村一夫著作集》は大原社研サイト「http://oisr.org」のサブ・ディレクトリ「/nk」にindexファイルを置いていました。したがって画像やスタイルシートなどは、その下のサブ・サブ・ディレクトリに収めていた形です。したがって画像ファイルやスタイルシートへリンクさせるには、<../nk/??.jpg>や <../nk/??.css> のように書いていました。しかし、新サイトに「nk」ディレクトリは存在しませんから、もとのファイルのままでは、リンク切れになってしまいます。そこで「<../nk/」を消したのですが。1000を超えるファイルに複数存在する問題箇所を、ひとつひとつ手作業ではとても処理しきれません。当然のことながら、複数のHTML&テキストファイルを一括変換できる TextSS.netのお世話になりました。これがなければ、サイトの移転など不可能でした。こうしたソフトが無料で使えるとは、まことに有難いことで、制作者のYamashita-Yさんに厚くお礼申し上げます。
 この機会に、長い間ほうり出したままだったリンク切れの修正も始めました。18年近い間には、リンク先が移転したり、なくなったものも数多く、気にはなりながらも訂正せずにいたものです。時間はかかりますが、あちこちに残るリンク切れの箇所を探し出し、訂正してまいります。
【2015年8月11日記す、同30日修正】



縦書きファイル制作の中止

 今から10年ほど前に、本著作集の刊行7周年を記念し「縦書きレイアウトのファイル作成実験」を始め、7年ほどかけて百数十の縦書きファイルを制作しました。しかし、この縦書きタグ<body style="direction:rtl"> を認識し、縦書きで表示してくれるブラウザーは、未だにインターネット・エクスプローラー(IE)だけです。他のブラウザーでも、プラグインを使えば縦書きに対応しているとのことで、あれこれ試みましたが成功しませんでした。縦書きファイルをFirefoxやChromeなどで読むとレイアウトがすっかり崩れ、読めない事態さえおこります。IEのシェアは下がる一方なのに、IEの縦書き読みの機能もいっこうに改善されませんでした。

 結局、この「縦書きファイル制作実験」は、失敗に終わったというほかないようです。IEなら、いちおう縦書きにはなりますが、モニターの解像度の影響もあるのか、常に、こちらが考えているようなレイアウトになるとは限りません。とくに問題なのは、次ページへの送りが隠れて、分かり難い状況が多発したことです。
  一方、縦書き表示に特化したブラウザーは進歩しました。とくにVoyagerの青空文庫用ブラウザー《Azur》が、数年前から無料で使えるようになったのは朗報でした。《Azur》なら、私のサイトの日本語ファイルは、すべて縦書きで読むことができます。そればかりか、たまたま見かける、行間が狭いうえにモニターの画面一杯に横に広がった読み難いファイルでも、《Azur》だと快適に読むことが出来ます。

《Azur》は、Voyagerのダウンロードサイトから簡単に入手できます。使い方も簡単で、左上の「ファイル」→「場所を開く」で、閲覧を希望するファイルのURLを入れさえすればよいのです。お試し下さい。
 そこで今回、「縦書きレイアウトのファイル」の制作をやめ、すでにある縦書きファイルへのリンクも、かなりは抹消しました。ただ縦書きファイルそのものは残しています。また縦書きファイルの総目次も残置していますので、この実験が、そもそもどのようなものであったかは、IEであれば、お分かりいただける筈です。
【2015年8月30日】


モバイル フレンドリー

 《二村一夫著作集》は、1997年9月に刊行を開始しました。まだスマホなど存在しない時代でしたから、当然のことながら、長い間、パソコンでの閲覧を前提としてファイルを制作して来ました。その際、注意したのは、モニターでの読みやすさです。横長のモニターで、横書きの文章を画面一杯に表示したのでは、1行を読むのに目を動かさざるを得ず、長い論文など、とても読み通せるものではありません。そこで、表組みを使って、文字枠を画面の3分の2程度に収めるようにして来ました。
 ところが、昨年、サイトの閲覧状況を詳しく分析してくれる「アクセス解析」を利用するようになって知ったのは、閲覧者の多くがスマホを使っている事実でした。最近では、閲覧者の半数前後がモバイル フォンを使っておられることが分かったのです。もともと私のサイトは、ホームページ・ビルダーなどを使わず、自分でhtmlタグを打って来ました。表の幅などは固定表示にはせず、ほとんど相対表示としてきたので、スマホでも何とか読むことは出来るようでした。
 しかし、たまたま独自ドメインに移行したのを機に利用し始めた Google Console は、サイトが「モバイル フレンドリー」であるか否かを厳しくチェックして来ます。検索サイトは、早くから利用者の多数がモバイル ユーザーであることを意識してきたからでしょう。そこで、Googleの指示に従って、<head>に、ビューポートを設定しました。具体的には、<meta name=viewport content="width=device-width, initial-scale=1">の1行を書き加えただけですが。Google Console は、それぞれのファイルが、モバイルでどのように見えるかも教えてくれます。そうすると、これまでのPC向けの文字枠60%とか75%では、左右が空き過ぎることが分かりました。そこで、今回、モバイル利用者が圧倒的に多い「食の自分史2 ─ 小胃期」を思い切って広げてみました。一口にモバイルといっても種類が多く、解像度も微妙に異なるので、「これならいける」という仕様がまだ分かりません。もっと勉強し直さないと、ファイルの書き直しも簡単ではありません。といった次第で、まずはエッセイ集など、スマホ利用者の閲覧が多いファイルから、表示幅を広げてみることにしました。まだまだ試行錯誤を繰り返すことになりますが、徐々にユーザー フレンドリーなファイルに書き改めて行くつもりです。しばらくご猶予ください。
【2015年11月2日】



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  史料研究            大原研究所をめぐって            雑文集   



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【最終更新:

Written and Edited by NIMURA, Kazuo
『二村一夫著作集』
The Writings of Kazuo Nimura
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