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第4部 大原社会問題研究所をめぐって


第8巻『労働関係研究所の歴史・現状・課題』


 大原社会問題研究所の100年(改訂補訂版)(2020.8.11掲載)

 次に掲げる『大原社会問題研究所雑誌』No.731・732(2019年9・10月号)掲載論稿を加筆訂正し、リンクや補注を加えたhtml版。


 大原社会問題研究所の100年(2019.11.10掲載)

 大原社会問題研究所創立100周年・法政大学合併70周年記念集会での「記念講演」の記録に加筆した論稿。『大原社会問題研究所雑誌』No.731・732(2019年9・10月号)掲載。


 労働関係研究所の歴史・現状・課題(1997.12.21掲載)

  日本における労働関係研究所の歴史をたどり、今後の課題について考える。『大原社会問題研究所雑誌』の特集「日本の労働関係研究所」の総論として執筆。
 初出は『大原社会問題研究所雑誌』第400号、1992年4月


 大原社会問題研究所の70年(1997.12.26掲載、98.5.5訂正及び画像追加)English version

  研究所の正史は『大原社会問題研究所50年史』を最後に、その後30年余も刊行されていない。その欠を補うため、研究所創立70周年記念の特集号「大原社会問題研究所の歴史と現状」(『大原社会問題研究所雑誌』363号、1989年2月)の巻頭論文として執筆したもの。


 多摩移転前後の大原社会問題研究所──1982〜1993年(1997.12.29掲載)

  法政大学多摩キャンパスへの移転10周年を記念した白書のために執筆。前掲の「大原社会問題研究所の70年」を追補する意味あいがある。また『白書』では、紙幅の制約から編集者によって削除された箇所を原稿を元に復元しているので、本稿の方がやや詳しい。さらに主要事項年譜を付している。
 初出は、編集委員会編『法政大学多摩キャンパス10年史:白書』(1995年刊)。


 戦前の労働調査をめぐって(1997.12.31掲載)

 1988年5月19日、経済資料協議会総会での講演原稿に加筆(未完)。


 協調会の労働調査について(1997.12.31掲載)

  〈日本および欧米における貧困・生活問題に関する社会調査の成立と発展の比較・文献研究〉プロジェクトにおける報告原稿に若干加筆。本著作集が初出。


 大原社会問題研究所の戦前資料について(2002.9.24掲載)

  初出は法政大学大原社会問題研究所『資料室報』第123号(1966年9月)、同第129号(1967年4月)に再録。


 大原社会問題研究所所蔵の裁判記録について(2002.9.23掲載)

  初出は日本弁護士連合会『自由と正義』第41巻第8号(1990年8月)。




第9巻 『大原社会問題研究所をめぐる人びと』

 「大原社会問題研究所の創立をめぐって」

   2009年10月27日、法政大学多摩キャンパス百周年記念館国際会議場で開かれた《大原社会問題研究所創立90周年記念フォーラム》での報告。大原孫三郎が社会問題研究所の設立を思い立った背景、設立にいたる経緯など。「質疑応答・午前」「パネルディスカッション・質疑応答」は別ファイル。『大原社会問題研究所雑誌』第623・624合併号に掲載。PDFファイル


 大原社会問題研究所を創った人びと (1997.9.25掲載、2000.4.6訂正) English version

  1994年2月9日、大原社会問題研究所創立75周年記念集会での講演記録。最初に研究所の創設者・大原孫三郎の独特の個性について述べ、彼のような人物がなぜ倉敷という町で生まれたのかについて検討している。また彼の周辺にいた山川均、石井十次、林源十郎、大原総一郎らの人物像を描き、さらに研究所の初代所長で大原社会問題研究所の個性を決定した高野岩三郎について論じている。
 初出は『大原社会問題研究所雑誌』No.426(1994年5月号)。


 大原社会問題研究所と女性学研究(1997.11.20掲載)

  大原社会問題研究所が女性問題研究で先駆的な存在であったこと、現在も、事実上、ジェンダー関連アーカイヴスとして機能していることを述べている。1996 年4月5日、《21世紀の法政大学》審議会の「女性と大学」をテーマとする第11作業部会での報告原稿に加筆。本著作集が初出。


 労働者教育運動の足跡 ─ 大阪労働学校の人びと(1997.12.28掲載)

  大阪時代の大原社研が密接なかかわりをもった大阪労働学校をめぐる人びと──賀川豊彦、高野岩三郎、森戸辰男らについて語っている。1982年5月2日に大阪市立労働会館で行われた「法政大学市民講座」における講演内容を要約加筆した論稿。
 初出は『法政通信』1982年7月号。


 賢兄・愚弟──大原社研の昔と今(1997.12.25掲載)

  大原社研の戦前と戦後とを比較し、研究所をとりまく状況の変化をのべたもの。
 初出は『法政』1989年1月号。




 《大原社研こぼれ話》

  大原社会問題研究所に関連した人びとを中心に、大原社研にまつわるさまざまなエピソードを描いたエッセー集。大原社会問題研究所外史ともいうべきもの。
  初出は『大原社会問題研究所雑誌』第359号(1988年10月) から第381号(1990年8月) に連載。

  1.  大原孫三郎が出した金(1997.9.25掲載、1998.4.19画像追加)
  2.  大原孫三郎と河上肇(1997.9.25掲載)
  3.  河上肇と大原孫三郎(1997.9.25掲載、1998.5.7画像追加)
  4.  研究員第1号(1997.9.25掲載)
  5.  後藤貞治のこと(1997.9.25掲載、1998.5.3画像追加)
  6.  柏木の土蔵(1997.9.25掲載)
  7.  荒畑寒村の見た大原社研開所式(1997.9.25掲載)
  8.  月島調査と大原社研(1997.9.25掲載)
  9.  宇野弘蔵と浅草調査(1997.9.25掲載)
  10.  権田保之助のこと(1997.9.25掲載)
  11.  権田と櫛田──明治の社会主義青年(1997.9.25掲載)



 未完の高野房太郎伝──大島清先生のこと(1997.10.2掲載、98.5.3画像追加 98.5.7付記追加)

  法政大学大原社会問題研究所元所長であり、高野岩三郎・房太郎研究での先達でもある大島清先生についての追憶。『人生は旅 人は旅人──大島清追憶文集』(私家版、1985年5月刊)への寄稿。


 爽やかな笑顔──中林賢二郎さんのこと(1997.10.2掲載 98.5.7 画像追加)

  法政大学大原社会問題研究所研究員として先輩だった中林賢二郎さんの思い出。
  初出は『労働法律旬報』1139号(1986年3月上旬)、のち『追憶 中林賢二郎』(1987年2月刊)に採録。


 《日本社会運動史料》と松尾多賀さん(1997.10.2掲載 2000.4.29画像追加)

  松尾多賀さんは、《日本社会運動史料》におさめた『無産者新聞』、『労農新聞』などの詳細な索引を作成された縁の下の力持ちだった。
 初出は、松尾洋編『松尾多賀をおくる』(1995年5月刊)。


 佐方信一さんと諸先輩と私と『社会・労働運動大年表』(2020.6.27掲載)

  佐方信一さんは、1966年に労働旬報社に入社され、第37集以降『日本労働年鑑』の編集を担当。1986年に同社を退社したが、その後もフリーの編集者として、半世紀近く、数多くの研究所刊行物を担当された。
 初出は、佐方三千枝編『ひたすら生きて ─ 佐方信一 ある日ある時』(2020年3月、旬報社刊)。(2020.6.27掲載)


  座談会《政経ビル時代の思い出──戦後初期の大原社研》(2001.8.2掲載)

  研究所創立70周年記念号に掲載した追憶座談会の記録。敗戦直後、戦災で事務所を失った大原社研は東京お茶の水駿河台にあった政治経済研究所のビルの一室で研究所の再建にあたった。当時の関係者を中心に、戦後初期の研究所について語っていただいた。文責は二村。
 初出は『大原社会問題研究所雑誌』No.363・364、1989年2月3月合併号。


 回顧座談会《大原社会問題研究所との43年間》

 初出は『大原社会問題研究所雑誌』No.484、1999年3月号

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編集著作            鉱業労働史研究

雑文集            史料研究

高野房太郎研究            比較労働史研究





【最終更新:

Written and Edited by NIMURA, Kazuo
『二村一夫著作集』
The Writings of Kazuo Nimura
E-mail:
nk@oisr.org

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